夫婦で家族計画をたてたら、いよいよ妊活のはじまりです。
妊活というと、女性ばかりが準備をしなければいけないように思いますが、男性ももちろん準備できることはたくさんあるはずです。
仕事が忙しくて毎日の食事に気を配れない人は男性のほうが多いのではないでしょうか。
これを機に、男性も心身ともに整えてみてはいかがでしょうか。
妊活中に男性が健康な精子を作るために必要な栄養素についてまとめてみます。
妊活中に男性が健康な精子を作るために必要な栄養素
亜鉛
まずは亜鉛です。
亜鉛は精子の運動率を高めて、生殖器の機能を活発にしてくれる栄養素です。
亜鉛と聞いても食品のイメージがわきませんが、牡蠣・牛肉・納豆などに多く含まれています。
お米やパン、野菜などにも含まれていますが、それらから必要量を摂取しようとするとかなりの量を食べなければいけなくなります。
もし食事から意識して摂取しようとするなら、例えば牡蠣であれば4つ程度が摂取目安です。
牡蠣を毎日食べるのは難しいですが、亜鉛はサプリメントでも売っているので、食事からの摂取が難しいようであればサプリメントを試してみるのもいいでしょう。
カルシウム
次にカルシウムです。
亜鉛と同様に、精子の運動率を高めてくれます。
女性も出産後の母乳育児に備え、カルシウムをいつもより多く摂取することが望ましいので、夫婦で積極的に食事に取り入れましょう。
乳製品や小魚、小松菜、ひじきやごまにも含まれています。亜鉛の吸収を妨げるものとして食品添加物とアルコールがあげられます。
普段から食事でできあいのものやレトルト品などを食べる機会が多い方は、これを機に見直すようにしましょう。
鉄分
鉄分も女性と同じく、男性の妊活にも有効です。
鉄は精子の形成に役立ちます。
レバーやひじき、赤身肉、ほうれん草などに多く含まれます。
アルギニン
アルギニンは成長ホルモンの分泌を促して、細胞の増殖を活性化させる働きがあります。
精子のタンパク質を構成している主成分がアルギニンということからもわかるように、妊活には欠かせない栄養素です。
聞き慣れない栄養素ですが、鶏肉、大豆、アボカドなどに多く含まれています。
大豆製品は豆乳や納豆、みそなど形を変えてたくさんの種類があるので摂取しやすいのではないでしょうか。
ビタミンB
そしてビタミンB群も男女ともに摂りたい栄養素です。
うなぎにたくさん含まれているこの栄養素は、疲労を回復して、精力増強に効果があるといわれています。
土用の丑の日に食べられるように、夏場の体力がなくなるころに取り入れたい栄養素なので、身体に元気がみなぎること間違いなしです。