妊娠すると「風邪をひかないように気を付けて」とよく言われませんか?
これは妊娠中免疫が下がって風邪をひきやすいという理由があるからなんです。
外出する時はマスクを着けて、乾燥しなように部屋を加湿してと、どんなに気をつけても風邪をひいてしまうことはありますよね。
そんなとき、妊娠中は自分の判断で市販の薬を服用してはいけません。
薬に頼らず自然治癒力を高める方法をご紹介したいと思います。
昔の人は正しかった!
高齢の方はよく風邪をひくと「暖かくして、睡眠、栄養だ!」と言いませんか?実はこれが正解なんです。
本来風邪は鼻水、鼻づまり、くしゃみなどが一般的な症状です。
発熱しても微熱程度でゆっくり休養すれば2・3日で治ってしまいます。
このような時は暖かい服装で、できるだけ横になる、そしてこまめに水分を摂りましょう。
そして栄養のあるものを沢山食べるようにして下さい。
特にビタミンCは沢山摂った方がいいでしょう。
レモンや柿などはビタミンCが豊富でおすすめです。
柿は沢山食べると医者が青くなると言われるほど栄養が沢山ある食べ物です。
なお、このような風邪は胎盤を通って赤ちゃんに影響を与える心配はあまりありません。
自然治癒力を高める食べ物
風邪ひいたかな?と感じたら早めに対処しましょう。
風邪をひいてしまった後より、ひき始めの方が自然治癒力が高いです。
寒気や、のどの痛みには生姜をすりおろしてお湯を入れた生姜湯がおすすめです。
生姜がない時はチューブ生姜で代用できます。
風邪症状全般にはお茶に梅干しを潰したものを入れた梅茶で体を温めて下さい。
咳には大根の皮を剥き、いちょう切りにしてはちみつをヒタヒタに入れます。
一晩漬けて、翌日大根とはちみつからでたエキスをお湯で割って飲んで下さい。
熱が出た時は紅茶のティーパックにお湯を入れ、すりおろした生姜、はちみつを入れ飲んで下さい。
どれも美味しいとは言えないかもしれませんが薬なしでも良く効きます。
妊娠中に咳がひどく出る風邪をひいてしまい、大根とはちみつを大量に漬けて治した人もいます。
自然治癒力を高める環境作り
自然治癒をするには環境も大切です。
汗をかいたらこまめに着替える、乾燥しないよう部屋を加湿する、喉を守るためマスクをするなど風邪を早く治すために清潔でウイルスが増えない環境を作りましょう。
ウイルスは加湿に弱く、乾燥に強いです。
乾燥は風邪がひきやすい環境になるので注意して下さい。
最後に自然治癒を目指してもなかなか風邪が治らなかったり、高熱などが出た場合は速やかに産婦人科へ行って下さい。
妊娠中でも飲める風邪薬を処方してもらえます。
長引く風邪はウイルスが胎盤を通じて赤ちゃんへ行く可能性がありますので気をつけて下さい。