私は生理も順調で、生理痛もあまりなく、両親もすぐに子供を授かったこともあり、すぐに妊娠できると思っていました。
しかし、結婚から1年経っても妊娠できず、年齢も30歳であったため念のために病院で検査を受けました。
病院での検査の結果、高プロラクチン血症と判明
血液検査、内診、エコー検査、卵管造影検査を実施。卵管造影検査はとても辛い痛みでした。
朝、基礎体温をつけていましたが、とにかくガタガタのグラフになっていました。
数ヶ月かけた検査が終わり、血液検査から私は高プロラクチン血症であることが分かり、薬での治療を開始しました。
また何度かエコー検査をしているうち、子宮内膜にポリープがあることが分かったので、
「今の段階で邪魔ではない大きさだけど、切っておいた方が無難でしょう」
との医師の言葉で内視鏡手術をしました。
フーナー検査
その後、性行為後の子宮内における精子の検査(フーナー検査)で数が少なく、主人の精液検査を行いましたが、運動率が悪いとのこと。
主人は営業マンで、夜は遅く、休みもなく、飲み会が週に2、3日はあるという激務でしたので、それが原因とも思いましたが、主人の両親も主人を生むまでに7年かかっており、遺伝の可能性も視野にいれていました。
人工授精を試みる
私の薬における治療でプロラクチンの数値が改善に向かい、ポリープも取ったので少し妊娠しやすくなったかもしれない思い、1回目の人工授精を行いました。
注射をしたり薬を飲んだり、食べ物などにも気を使い、期待に胸膨らませました。
結果はむなしく生理がきてしまい、2度目の人工授精にチャレンジしましたが、また生理がきてしまいました。
様々な検査や手術で費用がかさみ、私が仕事を始めたとの理由から、少しずつ病院通いを控え、時間の都合がつかないなどの理由で最終的に病院通いをやめてしまいました。
また、薬が合わないためか、この頃は眠れないことが多かったのも中断した理由です。
そこから1年ほどしたある日、不正出血になってしまい心配で地元の一番有名な産婦人科で診察しました。
2回目の人工授精の後・・・ついに
子宮がんの検査を受けて異常がなかったため、妊娠の相談をしたところ、いきなり人口授精からスタートしました。
1回目はやはり生理がきてしまい失敗。
2回目の人工授精の日、先生の処置が始まりましたが、なぜか先生が「子宮が硬い…」を繰り返し、いつもより処置が長くかかってしまいました。
当然今回もダメだろうな。もうやめようかな…体外受精に切り替えるべきか…もしもの時は2人で楽しく暮らすのも悪くないかな…?
そう考えながら日々を過ごしていましたが、なんだか基礎体温がずっと高い…生理予定日を過ぎても高く、生理が来ない。病院の受診日に生理が来ていないことを伝えるとすぐに検査をしてくれました。
先生はさらっといつものトーンで「ご懐妊ですね」と言い、私も「ありがとうございます」といつもの調子で答えました。
なんとなく妊娠の兆候があったので心構えがあったのですが、主人に報告すると電話先で喜びをかみしめていたので、そこでようやく素直に喜んだことを記憶しています。
結婚から3年目の妊娠でした。現在子供は5歳。元気に育っています。